お家づくりをご検討するにあたって、様々な住宅会社の建物を見て、各社の営業担当から話をお聞きになっていたM様ご夫婦。タイコウハウスとの出会いは、仲ノ町の平屋モデルハウスの見学でした。
最初はご主人様おひとりでいらっしゃったのですが、弊社の営業担当が一番良いと思って下さったそうで、奥様とご相談して、タイコウハウスに任せていただくことになりました。
こだわりのキューブ型外観
個性的でスタイリッシュな印象を与えるキューブ型外観。建築場所が角地だったので、正面だけでなく各方向から見てもキューブ型になるようにこだわって設計しました。
屋根が水平になるため、傾斜がついた屋根よりも雨水排水の処理に配慮が必要ですが、設計士がしっかりと計画して実現したこだわりの外観デザインです。
外壁はガルバリウム鋼鈑やタイル張りもご検討の上、最終的に全面パワーボードを採用しました。くっきり刻まれた彫りが魅力でモダンスタイルとも相性が良い、ジーファスシリーズのパネルです。
また、広めの玄関ポーチにはコーディネーターの提案で500角のタイルを施工しました。よく使うのは300角のものですが、広さを活かしてモダンに仕上げられる大きめのタイルにすることで、より洗練されて見えます。
アクセントウォールが目を引くLDK
LDKに入ると正面に見えるテレビ背面の壁に、アクセントを付けたいとのご希望がありました。
当初はクロスやタイルをご検討されましたが、他にない風合いが魅力の室内用サイディング「ソリド」を気にっていただき採用することになりました。セメントの素地そのままの自然な表情をもつパネルで、無機質になりがちな素材の中にあたたかみも感じられます。照明で照らすととてもキレイです。
キッチンは、毎日使う所なので機能性を考慮してタカラスタンダードのオフェリアを採用されました。ワークトップは天然水晶の風合いを再現した高級人造石フィオレストーン、キッチンパネルや引出し内部などはホーロー、扉材はメラミン化粧板を使用しているのがこのキッチンの特徴。どれも汚れや水、熱に強く、傷付きにくい素材なので、お手入れが簡単なのが魅力です。
キッチン本体と背面収納の下台の面材を、ソリドと合わせたカラーにしたことで空間全体にまとまりがあります。お引き渡し後にご購入されたダイニングテーブルも同じような素材で合わせていただいています。
また、キッチン腰壁の笠木にウォールナットの幅はぎ材を使用しているのが細かなこだわりです。通常使用している集成材よりも木片の接合部分が少なく、無垢板に近い風合いがある材料です。表面がウォールナットの天然木でできたフローリングのつやのある質感と合わせました。
空間全体を通して、ダークブラウンの木目とスタイリッシュなセメント調でまとめたシンプルモダンなコーディネートに仕上がりました。
2WAYの家族動線上に配置したファミリークロークとランドリー
ご主人様が自動車関係のお仕事をされているので、汚れが付いた衣服のままLDKに入らず、帰宅後直接脱衣室、浴室へ行けるような2WAY動線を設けました。洗濯の手間を軽減できるよう、ランドリースペースを大きく設計し、造作の作業カウンターや複数の物干しを取り付けています。置く予定の衣類収納用クリアボックスの寸法を事前にうかがい、その寸法に合わせて薄壁を作ったことで、とてもスッキリした空間に仕上がったとご満足いただけました。
そして、この玄関からランドリーまでの2WAY動線上の廊下にはコンパクトなファミリークロークを設けています。引戸やロールスクリーンで目隠しされる方もいらっしゃいますが、M様邸では使い勝手が良いオープン仕様でキレイに収納していただいています。
ランドリーの収納も合わせて衣類や小物をしっかり収納できるので、LDKに物を置かなくても済むのがうれしいそうです。
落ち着きのあるトイレコーディネート
1階のトイレはダークな雰囲気を目指し、全面にコンクリート風の質感のブラッククロスを貼りました。デザイン性の高いペンダントライトのオレンジ色の明かりと影が映り込むのがとても気に入っているそうです。四方の壁がブラックでも、温かみのある明かりと淡いグレーのクッションフロアのおかげで、重苦しくないちょうど良い落ち着き感が出せています。