吹き抜けリビングで後悔しないために|メリット・デメリットと設計の工夫を徹底解説

吹き抜けリビングで後悔しないために|メリット・デメリットと設計の工夫を徹底解説

2025.08.21

目次

吹き抜けのあるリビングは、視覚的な開放感と家族のつながりを感じられる空間として、注文住宅やリノベーション住宅において人気があります。
しかし、「吹き抜けのある家は寒いのでは?」「冷暖房の効率が悪そう」「地震に弱い?」など、実際に暮らすうえでの疑問や不安を持つ方も少なくありません。

この記事では、吹き抜け住宅の施工実績が豊富な【タイコウハウス】が、吹き抜けのメリット・デメリット、後悔しないための設計ポイントまでを詳しく解説します。
リビングに吹き抜けを取り入れたい方は、ぜひ家づくりを始める前に参考にしてみてください。

吹き抜けにする5つのメリット

自然光が降り注ぐ、開放的な吹き抜けリビングの施工事例。高い位置の大開口窓から明るい光が差し込む、広々としたデザイン住宅。

吹き抜けを取り入れることで、視覚的な広がりだけでなく、住まいの快適性・機能性・デザイン性が飛躍的に向上します。
ここでは、実際の施工事例を交えながら、吹き抜けのある家が選ばれる5つの具体的なメリットをご紹介します。

① 空間が広く見えて開放感が生まれる

天井が高くなることで、実際の床面積以上の広がりを感じられます。都市部の狭小住宅でも、吹き抜けを設けることで「広く見える家」が実現できます。

② 自然光がたっぷり入り明るい室内に

吹き抜け部分に設置された高窓や天窓により、室内全体に自然光が行き渡ります。
タイコウハウスの事例では、FIX窓や南東向きの高窓を効果的に取り入れ、照明に頼らない明るい空間を実現しています。

③ 家族の気配を感じやすくなる

1階と2階が視覚的に繋がることで、上下階でのコミュニケーションが生まれやすくなります。
子ども部屋の内部窓を吹き抜けに面して設け、家族のつながりを感じられる設計が採用されています。

④ デザイン性が高く、スタイリッシュな印象に

梁を見せるデザインやアイアン手すりなど、インテリアにアクセントを加えることができ、モデルハウスのような上質な空間に仕上がります。

⑤ 狭小地でも広がりのある家を実現

都市部や変形地といった限られた土地条件でも、縦空間を活かすことで開放感を確保し、快適な住環境を実現します。

吹き抜けのデメリットと知っておきたい対策

開放感のある吹き抜けと、明るい木目調の階段、黒いアイアン手すりが特徴的なリビングダイニングのタイコウハウスの施工事例

吹き抜け住宅には魅力がたくさんありますが、実際の住まいにおいて注意すべきポイントもあります。
ここでは「冷暖房効率」「音やニオイの問題」「耐震性」など、代表的なデメリットとその具体的な対策を詳しくご紹介します。

Q. 冷暖房効率が低下する?

A. 高断熱・高気密+空調設計で対策可能

吹き抜けは暖気が上昇しやすいため、冷暖房効率が落ちると思われがちですが、断熱・空調設計次第で十分に快適な温熱環境は確保できます。

<具体的な対策>

・高断熱・高気密仕様の採用

高断熱・高気密とは、外気の影響を最小限に抑える断熱材を使い、さらに家の隙間をなくし断熱材の効果を高めることで、少ない電力で夏も冬も快適な室温を保てる状態のことを言います。タイコウハウスでは、断熱性に優れた外壁材「パワーボード」を標準仕様とし、開口部にLow-E複層ガラス+樹脂サッシを組み合わせているため、外気温の影響を大きく遮断します。

・シーリングファンの設置

シーリングファンとは、天井に設置する大型の回転ファンで、空気の対流を促進するための設備です。冬季には天井付近にたまりがちな暖気を床方向へ戻すことで、体感温度のムラを解消し、省エネにもつながります。

明るい自然光が差し込む、開放的なLDK空間。鉄骨と木製のスケルトン階段と木製フローリングが特徴的な、タイコウハウスの施工事例

Q. 音やニオイが気になる…

A. 間取り設計と素材選びで解決

吹き抜けによって上下階がつながると、生活音や調理中のニオイが広がるという懸念がありますが、設計と素材選びで対策可能です。

<具体的な対策>

・音対策

吹き抜けのある住宅では、間取りの工夫によって、音の広がりを抑えることができます。リビングやダイニングなど音が出やすい空間を吹き抜けとつなげ、寝室や書斎は距離を取って配置することで、生活音の伝わりを軽減します。さらに、吹き抜け周辺に本棚や飾り棚などを設置し、反射音を分散させると効果的です。
また、中庭・セカンドリビングを併設して音の抜けをコントロールする方法もあります。


・空間分離(ゾーニング)の工夫

ゾーニングとは、空間を用途や役割で区切る設計手法です。
暮らし方や家族構成に合わせて、キッチンやダイニングと吹き抜け空間を間仕切りやパントリーで緩やかに区切ることで、ニオイの拡散を抑えることができます。

・換気計画

天窓や高窓を開閉できる設計にすることで、煙突効果(暖かい空気が上昇して空気を動かす自然換気の原理)を活かし、効率的な換気が可能になります。
加えて、室内の空気を常時入れ替える「24時間換気システム」の導入も効果的です。

吹き抜けLDKの、開放的なキッチン空間。モダンなグレーのシステムキッチンと木目調のカウンターが調和し、奥にはデザイン性の高い木製階段が見える。天井にはダウンライトと埋め込み型エアコンが設置され、機能的で快適な住まいを演出。

Q. 吹き抜けがあると地震に弱い?

A. 構造補強と適切な工法で建てる

吹き抜け部分は柱や壁が少なくなりがちで、構造上の強度が気になるという声もありますが、適切な設計と工法により、十分な耐震性を確保可能です。

Q. 吹き抜けに十分なスペースが必要?

A. 設計次第で狭小地でも実現可能

吹き抜けを設けるには広い土地が必要だと思われがちですが、設計と間取りの工夫次第で狭小地でも十分に実現可能です。
限られた敷地でも、専門家との綿密な設計により、開放感と快適性を両立する吹き抜け空間は実現できます。

◼︎タイコウハウスの吹き抜け実績・施工事例はこちら

タイコウハウスの施工事例。広々とした吹き抜けリビングとロフトのあるLDK。木目調の傾斜天井とフローリング、大きな窓から光が差し込む明るい空間。グレーのモダンなソファとアイアン手すりの階段が特徴。

Q.吹き抜けがあると地震に弱い?

A. 構造補強と適切な工法で建てれば安全

吹き抜け部分はリビングを広く取るため、柱や壁が少なくなりがちで、構造上の強度が気になるという場合もあります。

<具体的な対策>

・モノコック工法(面材耐力壁)

モノコック工法とは、飛行機や車体などでも採用されている、外側の構造材全体で力を分散・吸収する建築工法です。
住宅においては、柱と梁だけでなく壁面を構造用合板で一体化することで、地震の揺れを建物全体で受け止めます。タイコウハウスではこの工法を採用しており、吹き抜け空間でも優れた耐震性を実現しています。
モノコック工法のような耐力面材を使用した建物は、従来の筋交いのみで建てた木造建築よりも約1.5〜2倍の耐震性を発揮すると言われています。高強度の家が実現することから、ハウスメーカーなどでも取り入れられている工法です。

モノコック工法では、建物の耐震性能を数値で示す耐震等級では、最高レベルの等級3に相当する住まいを建てられます。
これは建築基準法の耐震性を1.5倍に強化した水準であり、災害時にも避難所として活用できるレベル。

・鉄筋コンクリートべた基礎

べた基礎とは、建物全体の床下に鉄筋コンクリートを敷き詰めて荷重を分散する基礎形式です。
タイコウハウスでは継ぎ目のない一体打ち構造で施工しており、地震の揺れによる沈下や傾きから建物をしっかり守ります。
吹き抜けでも地震に強い家はつくれます。設計段階から構造的な安全性まで含めて相談できる会社を選ぶことが、安心・安全な住まいづくりには重要です。

まとめ|吹き抜けリビングで後悔しないために

タイコウハウスの施工事例。高天井と大きな窓から自然光が降り注ぐ、明るく開放的なリビングダイニング。木目調の天井とフローリング、木製踏み板とグレーのアイアン素材のオープン階段が特徴のデザイン住宅。

吹き抜けのある家は、開放感・デザイン性・家族のつながりといった多くの魅力があります。
一方で、冷暖房効率・耐震性・メンテナンス性など、注意すべきポイントも存在します。
メリットだけでなく、デメリットを理解した上で、そこをカバーできる強固な構造、基礎、そして暮らしに寄り添った間取りの工夫を行うことが大切です。
「後悔しない吹き抜け住宅」を実現するために、吹き抜け実績があり、さらに設計力・施工力のある住宅会社を選びましょう。

愛知県・豊橋市、豊川市、静岡県・浜松エリアで注文住宅をご提案する「タイコウハウス」では、「吹き抜け住宅」の豊富な施工実績があります。
建売住宅でも吹き抜けを取り入れた物件があり、「注文住宅が嫉妬するような建売住宅」というテーマで、よりこだわりのある住まいでの暮らしをお楽しみいただけます。
ぜひ、詳しくはHPにてご覧ください。

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