秋山 恵美

外壁から小さな造作棚まで、お客様と決める仕事です〈インテリアコーディネーター・秋山 恵美〉

――インテリアコーディネーターの仕事内容は?

外壁の色やデザインを決めることから始まり、内部の床や建具、お風呂・キッチン・洗面・トイレなどの設備、さらには棚などの細かい造作部分まで、すべてをお客様と打ち合わせて決めていく仕事です。例えば、お客様との最初の打ち合わせで外壁をお選びいただくときには、3Dの画像を見てもらいながら、色・柄を決めます。

建築工事が始まってからは、チェックのために現場に足を運びます。具体的には、電気の配線やクロス(壁紙)がお客様のご希望通りになっていることなどを確認します。

――1日の時間の使い方は?

朝9時前に出社して、まず掃除をします。平日の仕事では、週末の打ち合わせに向けたプランの作成や資料準備にしっかりと時間をかけます。また、契約後に追加工事が発生した場合の見積り作成や、現場チェックも平日に行っています。

時期によりますが、だいたい午後6時半には帰りますね。

――仕事で心がけていることは?

お客様と一緒に家づくりを進めるとき、タイコウハウス側は営業、設計、現場監督、インテリアコーディネーターがチームを組みます。

その際に私は社内の各担当の間に立つというよりは、お客様の思いを大切にすることに重点を置くように心がけています。その結果、もしかすると現場に手間をかけさせてしまうかもしれませんが、それでもお客様に寄り添った家づくりになるように、お客様が「本当はあれをやりたかった」と後悔することがないように、お客様ファーストで仕事をしています。

また、お客様との打ち合わせでは、できるだけ効率的に進められるように、お客様の判断材料となる画像などをきちんとそろえるようにしています。私からのご提案をわかりやすくお伝えするための資料にも力を入れています。

――仕事の魅力は?

お客様とのお打ち合わせやお引渡し、OBさんをお招きするワークショップなどの機会に、お客様から「新しい家で暮らしてみて、満足しています」と言っていただけると本当に嬉しいですね。

それから、タイコウハウスの新築注文住宅は完全フリー設計なので、お客様によってお好みが全然違い、私自身もいろいろな家づくりに関わらせていただくチャンスがあります。その1回ずつが自分の経験となり、次の家づくりに活かせる点がタイコウハウスで働く魅力の1つですね。

――休日の過ごし方は?

3人の子供が成人したので、自分自身の向上のために時間を使ってみようと思っています。例えば、インテリアの勉強が大切なのはもちろんですが、もう少し幅広い分野にも目を向けたいですね。仕事と直接関係なさそうな本を読んだり、デパートに行って新しいものを見つけたりしています。