豊橋・豊川エリアの注文住宅、土地込み総額はいくら?費用相場と予算の立て方をプロが解説

豊橋・豊川エリアの注文住宅、土地込み総額はいくら?費用相場と予算の立て方をプロが解説

2025.09.18

注文住宅を検討し始めたものの「土地と建物を合わせると、総額でいくら必要なんだろう?」と、具体的な費用感がわからず不安に感じていませんか?
この記事では、豊橋・豊川・浜松エリアで55年間、お客様の夢に寄り添ってきたタイコウハウスが、注文住宅のリアルな相場から、見落としがちな費用の内訳、そして後悔しないための予算の立て方まで、分かりやすく解説します。

目次

豊橋・豊川エリアの「土地込み注文住宅」リアルな相場

新築住宅が建ち並ぶイメージ

豊かな自然と都市機能が調和する豊橋・豊川エリア。

名古屋都市圏に比べて土地価格が手頃なため、同じ予算でもより広い家やグレードの高い設備を検討しやすいのが大きな魅力です。

ここでは特に人気の高い30坪・40坪の広さに絞って、具体的な相場を見ていきましょう。

【30坪・40坪】広さ別の土地込み総額シミュレーション

豊橋・豊川エリアで人気の30坪・40坪の注文住宅を建てる場合、土地と建物を合わせた費用の目安は4,200万円~5,700万円です。※諸費用を含まない
(出典:住宅金融支援機構、最新の2024年度 フラット35利用者調査 )

建築費は、近年のコストが上昇しているため、一般的に付帯工事などを含んだ現実的な坪単価(約105万円/坪)で計算すると30坪で約3,150万円、40坪で約4,200万円が目安です。
また、土地代は豊川市(約26万円/坪)と豊橋市(約30万円/坪)で差があり、40坪の家の場合で計算すると、土地代に約200万円の価格差が生まれます。
(参照:2025年度公示地価)

土地の価格差である200万円を「建物のグレードアップに充てる」のか、「駅近などの利便性を優先する」のか、最初に方針を決めることも検討すべき大切なポイントです。

知らないと損!注文住宅の総額を決める「3つの費用」の詳しい内訳

黄色いミニチュアハウスと電卓

注文住宅の総額は、大きく分けて「建物本体工事費」「付帯工事費」「諸費用」の3つで構成されます。
広告などで目にする価格は「建物本体工事費」のみを指す場合が多く、全体の費用を正しく把握することが重要です。
一般的に、総予算の75%が本体、15~20%が付帯工事、残りの5~10%が諸費用という割合をイメージしておくと良いでしょう。

それぞれの詳細を解説します。

家のベースとなる「建物本体工事費」

建物本体工事費とは、家そのもの(建物)を建てるための費用で、総費用の約75%を占める最も大きな部分です。

具体的には、基礎工事、柱や梁などの構造、屋根、外壁、内装、キッチン・お風呂・トイレといった住宅設備の費用が含まれます。
住宅会社が「坪単価〇〇円」と提示しているのは、この本体工事費のみを指していることがほとんどです。

外構・給排水などの「付帯工事費」

付帯工事費とは、建物本体以外で、生活できる状態に整えるための工事費用です。
総費用のおよそ20%前後、または家や土地の状態によってはそれ以上かかる場合もあります。

古い家の解体、地盤改良、駐車場・庭などの外構工事、屋外の給排水・ガス工事などがこれにあたります。例えば、3,000万円の家なら600~800万円程度かかる計算です。

付帯工事費は土地の状況によって大きく変動します。予算オーバーを防ぐため、土地探しの段階から住宅会社などの専門家に相談することを強くおすすめします。

見落としがちな「諸費用」

諸費用とは、家の工事以外で必要になる手続き上の費用や税金などのことで、総費用の5~10%が目安です。

具体的には、住宅ローンの手数料、不動産取得税や固定資産税、火災保険料、建物の登記費用などが含まれます。
また、引っ越し代や新しい家具・家電の購入費もこの中に含めて計画すると安心です。

諸費用は、基本的に現金での支払いが必要になる項目が多いです。
自己資金(頭金)の中から、あらかじめ現金で支払う分を確保しておきましょう。

予算・資金計画における3つのステップ

予算のイメージ|「BUDGET」と書かれた積み木が置かれたデスク

注文住宅の費用の全体像が掴めたら、次に「自分たちの場合はどう予算を組むか」を具体的に考えていきましょう。
後悔しない家づくりのためには、闇雲に進めるのではなく、以下の3ステップで資金計画を立てることが成功のポイントです。

ステップ1:総予算を決める

家づくりに使える総予算は「自己資金(頭金)+住宅ローン借入額」で決まります。
まずは、預貯金の中から自己資金としていくら出せるかを確定させましょう。

自己資金は、預貯金の全額ではなく、生活費の半年~1年分や諸費用の支払いに充てる現金を差し引いた金額です。
例えば預貯金が800万円なら、生活防衛資金300万円を引いた500万円を自己資金、といった形で考えます。

借入額は「借りられる額」ではなく「無理なく返せる額」で考えるのが鉄則です。
現在の家賃などを参考に、毎月の返済額をシミュレーションしてみましょう。

ステップ2:性能やデザインに対する予算配分をする

総予算が決まったら、「どこにお金をかけ、どこでコストを調整するか」という優先順位を家族で話し合うことが大切です。

例えば「断熱性や耐震性など、家の基本性能は妥協したくない」のか、「キッチンや内装のデザインにこだわりたい」のかで予算配分は変わります。
全ての希望を叶えるのは難しいため、リストアップして順位をつけましょう。

希望に優先順位をつけておくと、住宅会社との打ち合わせがスムーズに進みます。プロに相談しながら、理想と予算のバランスを取ることが重要です。

ステップ3:豊橋・豊川エリアの土地探しをする

注文住宅の総額を大きく左右するのが土地代です。
豊橋・豊川エリアでは、土地と建物の予算バランスを最初からセットで考えることが成功の鍵となります。

豊橋市や豊川市でも、駅からの距離や学区、土地の形状によって価格は大きく異なります。
「土地に1,500万円まで」といった上限を決めておくと、建物にかけられる費用が明確になり、土地探しがスムーズになります。

希望の家が建てられない土地を選んでしまう失敗も。
土地探しに強い地元の住宅会社に相談すれば、建物プランと並行して最適な土地を提案してもらえます。

予算内で理想の家に!費用を賢く抑える4つのコツ

メモに要点をまとめる

予算計画を立てると「もう少し費用を抑えたい」という点が出てくるものです。
ここでは、家の品質を落とさずにコストを賢く調整するための、具体的な4つのコツをご紹介します。

建物の形状はシンプルに。凹凸を減らすと建築費が安くなる?

家の形は、できるだけ凹凸の少ないシンプルな総二階建てや、正方形に近い形にすると建築コストを抑えられます。
複雑な形状の家は、壁の面積や角が増えるため、その分材料費や施工の手間(人件費)が余計にかかります。
屋根の形も、片流れや切妻といったシンプルな形状にするのが効果的です。
シンプルな形状は、コストだけでなく耐震性や断熱性の向上にも繋がり、メンテナンスもしやすいというメリットがあります。

タイコウハウスでは、家の形状に縛られず、開放的な吹き抜け等の間取りも可能な『モノコック工法』という工法を採用しています。
地震に強い構造のため、安心してデザインにこだわった家を建てることができます。

水回りの設備は集約してコストダウン

キッチン、お風呂、洗面、トイレといった水回りの設備は、できるだけ近い場所に集約するのがコストダウンの基本です。

水回りを集約すると、給排水管の長さを短くでき、配管工事の費用と手間を削減できます。例えば、1階と2階で水回りを同じ位置にまとめると、配管が短く済み効率的です。

配管がシンプルになることで、将来のメンテナンス費用を抑えられるという長期的なメリットもあります。家事動線を考慮しつつ、効率的な配置を検討しましょう。

オプションの優先順位付けと仕様・グレードの考え方

全ての設備をハイグレードにするのではなく、「絶対にこだわりたい場所」と「標準仕様で十分な場所」を分けるメリハリが重要です。

「家族が集まるリビングの床材は無垢材にしたいが、あまり使わない部屋はコストを抑えたフローリングにする」といった判断です。
造作家具なども、本当に必要かを見極めましょう。

「その設備は後から変更できるか?」を一つの判断基準にするのがおすすめです。家の構造に関わる断熱材や窓などは、優先度を高く設定しましょう。

まとめ:理想の家づくりは、信頼できるパートナー探しから

ナチュラルインテリアのタイコウハウス施工事例

今回は、注文住宅の相場や費用の内訳、そして後悔しないための資金計画について解説しました。
複雑に見える家づくりも、一つずつ情報を整理し、やるべきことを明確にしていけば、着実に理想に近づくことができます。

私たちタイコウハウスは、ここ豊橋・豊川・浜松エリアで創業55年、地域に根ざした家づくりを続けてきました。
この記事で解説した土地探しや資金計画についても、東三河の土地を知り尽くした私たちだからこそできる、一歩踏み込んだご提案が可能です。

モデルハウスでは、注文住宅のリアルな空間や、地震に強く開放的なリビングを可能にするモノコック工法の強さもご体感いただけます。

ぜひ、あなただけの理想の家づくり、私たちにその第一歩をお手伝いさせてください。

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